田口ランディ「坐禅ガール」 [気楽に読んでね(^-^)]
やっと読めました。田口ランディ著「坐禅ガール」
最初に言っておきますが、これは小説です。坐禅のすすめではありますが、体験談ではありません。もしかしたら、それがこの小説の弱さかもしれません。
坐禅、良さそうと思う人、この作品を読んて坐禅に興味を持たれた人はたくさんいらっしゃると思います。でも最後に行きつく考えが、「でも、これはお話の中の出来事だから・・・・。」では、少し心もとない気がします。
主人公は物凄い美貌の持主。でもどこかその美貌に不釣合なちぐはぐさがあります。
後半で明らかになるのですが、実は彼女の美貌は作り物だったのです。
ビューティーコロシアムって番組そっくりに、美容整形外科医に「これはやり甲斐がある。
全く誰かわかんないように綺麗にしてあげますよ。」と言われて、今までの人生顔のせいで辛い思いをし続けてきた彼女は手術を受けいれたのだそうです。
彼女が坐禅に出会ったのは、本当に偶然が重なった幸運だったと思います。
好きな作家さんの講演会に行き、その美貌のせいで作家さんに声をかけてもらい、作家さんの友人の偶然来日したアメリカ人僧侶に坐禅(座禅)を習う。
普通の人にこんな機会って与えられるでしょうか?
考えてみると日本の禅寺は女性にとってとても敷居が高い場所かもしれません。
勇気を出して禅寺へ行ってみる以外、こうやって禅の僧侶からじきじきに坐禅(坐禅)を習う機会などまず無いのではないでしょうか?
アメリカ人の僧侶アイリーンさんの坐禅観も、ちょっと私のものとは違う気がしました。
もちろん、それが当たり前なのです。
坐禅(座禅)は一人一人が掴むものだからです。違って当たり前。同じだったらちょっと変!
私は坐禅(座禅)で幸せになりました。
その体験を本に書きたいと思っています。なかなかそれが果たせないので、こうやってブログを書いています。(^-^)
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