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師匠は大事 [気楽に読んでね(^-^)]

昨日の社交ダンス世界選手権見ましたか?
見る気など無かった私が、つい引き込まれて最後まで見てしまいました。
女芸人キンタロー。ロペスという男性のペアが、いやはや魅せてくれました。


後でわかったことですが、ロペスという人は生粋の日本人で、しかも千葉大、大学院まで卒業し、大会社で3年勤めた挙句、芸人になって漫才コンビを立ち上げた異色の人だそうです。
この人がまたすごいムキムキマンで、もちろんかつて鳴らした社交ダンスの達人!
キンタロー。は言わずもがなのダンス名人ですから、テレビ局は最強の二人を探してきた訳です。


私が覚えている時は、たしかキンタロー。さんのパートナーは男性アナウンサーでしたから、ずいぶんレベルがあがったものです。


二人は最初からずいぶん飛ばしていました。
何組もの人たちが踊るフロアの中を、ぶつからなければいいがと心配になるほど、スピードも動きも、キレッキレでした。

自分たちよりもずっと大柄な外国人選手の中で、小柄な二人が目立つためには動くしかない!
そう決めているようでした。


びっくりしたことには、日本人選手がもう3組か4組出ています。
彼らはキンタロー。ロペスペアのような急ごしらえではなく、何年も何十年もやってるような本物のダンスのプロたちです。日本のコンクールで上位を取った人たちです。


最初の得点が出ます。
なんと!キンタロー。&ロペスペアは、日本人プロ選手たちの中でもぶっちぎりの上位6位です!


これから何曲も踊り、すべての合計で上位6位までが決勝に進めます。

キンタロー。&ロペスはすべてで高得点をマークし、5位から7位あたりに食らい付いています。


突然審判員の一人が大声で騒ぎ立てました。審判員全員の話し合いが行われます。
なんと!キンタロー。の下穿きが肌色に近くて、なにも穿いていないように見えるからルール違反だというとんでもないクレームです。


ここで失格になったらもう万事休す!

でもこういう場合、たいていは言いだしっぺのおじさんの人種差別とか、偏見とか、機嫌の悪さとか、そういうことが多いんです!

坐禅(座禅)をしてるとそういうことがなんとなくわかってきます。

その証拠に、審判員は協議の結果、キンタロー。に問題なしの判断をしましたよ!(笑)


彼らがその後も最後まで頑張れたのは、キンタロー。の先生だと言う、日本人離れしたプロポーションの女性が二人に的確なアドバイスをして、踊りの技術だけではなく、精神力も、パワーも、持続力も、すべてを教え込んだ結果でしょう。


競技開始の数時間前、いかにも緊張がひどかったロペスに音楽を聴かせて、そのおかげで彼の気持ちは吹っ切れて、最高の競技が出来たのだそうです。

やっぱり、持つべきものは最高の師匠だなあと思いました。


もっともいくら最高の師であっても、私のような怠け者ではまったく何も変わらないのですが・・。(^^;;

残念ながらキンタロー。&ロペスペアは7位で決勝へ進めませんでした。それでも今までの大会初のアジア人7位です。二人はものすごく嬉しそうでした。


人間の力はものすごいですね!努力をすれば、何でも出来る!

二人に教えられました。(^-^)


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